施工写真集


弊社工事の実例をピックアップして掲載していきます。

シャワーバス水栓の取り替え工事(システムバスルーム内部)

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取り替え前の状態です。
2ハンドル混合水栓(水と湯をそれぞれのバルブを回し、混合させて希望する湯温を作ります。)
今回はシャワーが出なくなってしまったため、シャワー本体を取り替えることになりました。


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既存シャワーの拡大写真です。


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このタイプのシステムバスには点検口がないため、シャワー本体の取り替えには浴槽を取り外してから行う必要があります。
まずは、ガス給湯器と浴槽を連結している循環パイプを取り外し、それから浴槽を取り外します。

取り替え前の給水・給湯配管です。
給水管は白ガス管、給湯管は銅管にて接続されていました。

(向かって右側が給水管、左側が給湯管です)


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シャワー本体を取り外したところです。


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給水・給湯管を新しいシャワー本体へつなぎます。
漏水していないことを確認し、保温チューブを巻きます。


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浴槽をシステムバス本体下部へ落とし込む前に、パッキン(エプトシーラー)を貼付したうえで元に戻します。
そして、循環パイプを浴槽へ取り付けます。


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最後に、漏水箇所がないかを入念に確認してから清掃を行い、取り扱い方法およびお手入れの仕方を説明いたします。


マルキンへご用命いただき、誠にありがとうございました!!


ガスふろ給湯器の取り替え工事


1.『交換前のガスふろ給湯器です。』

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「浴槽にお湯をはることが出来なくなってしまいました。」とのご連絡をいただいて、早速訪問し確認したところ、問題なくお湯はりができる状態でした。

しかし、その後2日ほどで再度同様の症状が出たとのご連絡を頂戴し駆け付けたところ、今回は明らかにお湯はりができない状況を確認することができました。


ガスふろ給湯器本体の年式を確認したところ、1995年製で15年ほど経過していることから、仮にメーカー修理にて直したとしても、別のパーツ等の不具合により再び故障する可能性もあることおよび経過年数が15年という非常に長い期間にわたるため、安全・安心を考えて、お客様へ商品の取り替えをお勧めしました。

その結果、新品に取り替えることとなりました。



2. 『新しいガスふろ給湯器を設置します。』

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既存の給湯器を取外し、給水・給湯、追い焚き配管(往き・戻りの2箇所)を新しいガスふろ給湯器に接続します。


この地域は、桐生ガスさんの供給地域で都市ガス(12・13A)が供給されておりましたので、事前にガス管の接続を要請しておきました

(当該ガス管の接続は、桐生ガスさんでなければ接続することができないため) ので、ガス管の接続も完了しました。



3. 『設置工事完了』



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給水・給湯および追い焚き配管に保温チューブを被せ、さらにビニールキャンバスを巻いて保温工事終了です。

また、室内側では浴室と台所のリモコンを本体に適合する新しいリモコンへ取り替えます。


この給湯器に採用されているリモコンは、ブラックマスク表示リモコンと呼ばれるもので、黒地に白色の文字がくっきりと浮かびあがるとても見やすい液晶リモコンです。


また、スイッチ類も操作頻度の高いものは押しやすいように大きく設計されているため、ご高齢者にも使いやすい配慮がなされた(ユニバーサルデザイン)オススメの優れモノです。

そして、100V電源およびリモコンコードを接続します。



4. 『試運転&ご使用方法の説明』

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最後に、試運転をおこないガスふろ給湯器が正常に作動することを確認するとともに、ご使用方法の説明をおこないます。


右側の画像は、ふろリモコンです。ふろ自動スイッチを押して自動お湯はり運転をおこなっているところです。


ふろ自動スイッチを押すと、自動的に浴槽にお湯はりが始まります。

そして、あらかじめ設定しておいた水位でお湯はりが停止するとともに、浴槽のお湯を設定湯温まで自動的に沸きあげて停止し、音声(女性の声)で「お風呂が沸きました。お風呂に入れます。」とおしらせしてくれます。

画面右下の黄色っぽく見えるスイッチが電源スイッチ、その左隣のオレンジ色のスイッチがふろ自動スイッチです。

画面中央右側の40という数字が給湯温度、左側の42という数字が浴槽内お湯の追い焚き温度を示します。

さらに、これら液晶表示の左側に赤色で小さく点灯しているのがわかりますか?

このパイロットランプが点灯していることで、現在燃焼中であることが確認できます。( 画像が小さくて見づらいとは思いますが、ご容赦ください。)



※補足説明 こちらのお客様宅では、2階に浴室があり1階に給湯器を設置するという状況であったため、遠隔設置可能ないわゆる強制追い焚き機能のついた機種を選定しております。

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こちらで、ご紹介した商品は以下の通りです。
会社名:高木産業株式会社(パーパス/PURPOSE)
商品名:屋外据置形ふろ給湯器 設置フリータイプ・オート
本体型番:GX-2000AR-2
リモコンセット型番:TC-660-W
給湯能力:20号

商品の詳細は、こちらPURPOSEをご覧ください。



漏水修理


お客様より、「洗面化粧台から水が漏れている。」との連絡をいただいて、早速修理に駆けつけました。

現地を確認したところ、洗面化粧台から漏水しているのではなくて、洗面化粧台床下の配管と浴室洗い場床下の配管から、さらにはトイレのボールタップからも漏水していることが判明しました。

最初に、浴室床下の修理状況を写真でご説明いたします。

1.漏水修理


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右の写真は、浴室の床を壊して漏水箇所を探しているところです。


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みごと漏水箇所的中!!

ピンポイントで、漏水箇所を見つけることができました。


画面中央より少し上に銅管が左右に走っています。この右側から斜め右上に向かって水が噴き上がっています。


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漏水箇所を切断し、銅管用継手(ソケット)を使用して修理をおこないました。


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銅管に保温材を被せ、さらにビニールキャンバスというカバーを巻いた後で埋め戻します。


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最後にモルタルで仕上げます。

本来は、壊した部分を元通りに復旧しますが、建築後30年近く経過しているため、同様のタイルを入手することができないことをお伝えしたところ、床面にバスマットを敷いて使用するとのことで、このままの状態でお引き渡しすることになりました。(モルタルを打ったばかりの状態の写真です。)


2.洋風便器漏水修理

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こちらの洋風便器は、INAXのカスカディーナという商品でした。

ボールタップの止水不良により、水がほんの微かに流れている状態でした。



便座の色が異なるのは、購入当初から付いていた便座をNationalのビューティートワレという温水洗浄便座に付け替えたためです。


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これから、ボールタップ(写真中央より少し上に見える白い円柱状のものから、左側の給水管につながるまでの部品)とフロート(写真中央部に見える黒いゴム球で、タンク内に水を貯めたり、水を流したりするための排水弁です)を交換します。


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既存のボールタップを取り外します。


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既存のフロートを取り外します。お客さまに確認したところ、フロートも10年以上交換していないとのことでしたので、新品へのお取り替えをお勧めし、ご了解をいただいたうえで取り替えいたしました。


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新しく交換するボールタップです。

KAKUDAIというメーカーのマルチボールタップという商品です。便器と同じメーカーであるINAXの部品ではありませんが、マルチという名がつくことからもおわかりのように、様々なメーカーのボールタップと互換性があるため、適合にはまったく問題ありません。


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こちらは、INAXのフロート(TF-10R-L)の画像です。


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これで、ボールタップとフロートの取り替えが完了しました。

ロータンクへ蓋を取り付けた後に、流水検査をして漏水がないことを確認して作業完了です。




【修理の概況】

現地へ駆けつけたところ、確かに洗面化粧台の辺りから「シュー」という音が聞こえてきます。
台所の水洗金具やお風呂の蛇口を閉めて、水道メーターを見るとメーターが回っています。
このことから、漏水していることは間違いないと判断することができます。


まず、洗面化粧台の止水栓 (給水給湯管と洗面化粧台に付いている水栓金具をつなぐ際に使用する金具のことで、水栓金具を修理や交換するときに一時的に水または湯を止めておくためのバルブがついています。) 付近が怪しいと思い、洗面化粧台の点検口を取り外して確認しましたが、漏水箇所を発見できません。

なお、こちらのお客様については、弊社にて給水給湯の配管工事をおこなっていないため、配管経路がまったくわからない状況でした。

そこで、今度は室外より漏水の形跡が見られないかを確認しましたが、その形跡もありません。
外壁の周囲に、給水給湯管が埋設されていないかを確認すべく掘り返してみたところ、見あたりません。


これまでの状況から、給水給湯管は床下に配管されており、この何れかの配管で漏水していることがわかってきました。
そこで、床下に潜りこんだところ、洗面化粧台床下の付近にある給湯管(銅管)より漏水していることがわかりました。

漏水の原因はピンホールによるもので、その部分の銅管を切断し、銅管用継手(ソケット)を使用して修理しました。




ここで、無事に修理が完了したことを確かめるために、水道メーターを覗きこんだところ、まだ、ゆっくりと回っているではありませんか? 


気をとり直して、再び蛇口類のバルブを閉め直しトイレをチェックしたところ、ボールタップからほんのわずかに漏水していることを発見しました。


しかし、ボールタップからの漏水にしては、水道メーターの回り方が早いと感じたため、トイレの止水栓を閉めてメーターを覗いたところ、まだ、ゆっくりと回っています。

ということは、漏水箇所がまだ存在していることを物語っています。

ここからが職人の経験と勘が物を言う世界なのですが、床下は他に漏水箇所がなく、屋外も特に水の跡が見あたらないこと、これまでの経過等を総合的に考えあわせると、「お風呂場の床下が最も怪しい。」という結論に至りました。


お客様にこれまでの経過をすべて報告し、お風呂の床を壊すことでご了承をいただきました。

結果としては、上記画像のようにほぼピンポイントで関係のない場所を傷付けることなく、漏水箇所を見つけることができました。